なにやらあれやこれやと、それなりの生き物と暮らしている営企室高橋です。
その中にアメリカザリガニがいます。
でも、それは以前に紹介しましたので、今更のお話ですね。
そして、その兄弟だか子供だか孫だかが、このスタッフブログにもちょくちょく登場する本社在住の中澤ザリ雄(なかざわざりお)さんです。
今回紹介するのは、奇想驚くかな青いアメリカザリガニ
通常赤や茶褐色であるアメリカザリガニが青いだなんて・・・
とても不思議な気もします。

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ところがどっこい!
ネタばらししてしまうと、大して不思議な話ではありません。
アメリカザリガニの体色は、主食である枯葉から摂り込んだカロチンを元に作られるアスタキサンチンという色素の色だそうです。
カロチンは植物に含まれるため、植物性の餌を与えずにいれば、青になり、更には白になるといいます。
ブルーマロンやヤビーといった元々そういった色をしたザリガニも存在しますが、赤や茶褐色だったアメリカザリガニが、赤味を失うというのは、そういう理由からです。
そして、肉食魚であるスポッテット・ガー・パイクの水槽に入れられたアメリカザリガニであれば、その肉食魚の餌の食べ残しを食べることになるので、必然的に赤味を失う訳です。
勿論、このアメリカザリガニのために植物性の餌を投じるのであれば、赤味を取り戻すことになるのですが、そうはしないことには理由があります。

生き残りの青いアメリカザリガニ

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そうなので、このアメリカザリガニは、生き残りなのです。
スポッテット・ガー・パイクの餌として投じられたアメリカザリガニなのです。
このスポッテット・ガー・パイクがご老体ということもあるのですが、逃げ隠れが上手なのか、運がいいだけなのか、理由は兎も角、生き延びているアメリカザリガニなのです。
過酷な環境を生き抜いた、いわば武勲を讃え、元の水槽に戻して、手厚く飼育してあげたくもなるのが人情というものでしょうが、またザリガニ然とした植物性の餌を摂るようになれば、元の木阿弥、再び赤味を得て、その他大勢のアメリカザリガニと何ら変わらぬ存在になり、何時またスポッテット・ガー・パイクなりカメなりの餌になるか分かりませんので、殆ど意味のないことなのです。

生き残りの青いアメリカザリガニ

暫くはその健闘を讃えたい!
そして、スポッテット・ガー・パイクに生きる力を与えてください!
因みに、私は雑食ですが、青くなってばかりいますね!

それではまた・・・

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