エンタメの業務で千葉県市川市に赴いた。
JR本八幡駅前にある1000円ガチャ設置店へ。
その駅の改札から僅かばかり離れたところにあった。
ひな飾り
何やらこの地域との曰く因縁があるものに違いない。
しかし、そのことを示す説明書きのようなものが何処にも見当たらなかった。
ぐるり三方を囲む一本のロープとそこに貼り付けられた「さわらないで」という注意書きの一枚ぺらのみ。
随分と無防備な展示だな。
ひな祭り
もうすぐひな祭りだ。
女の子の健やかな成長を祈る節句。
日本の年中行事。
古い仕来たり。
それにしても、余りにも目立たないところに置いてあったのは何故?
折角のひな祭りなのに。
わび? さび?
日本文化特有の美徳を表現しているかのような展示スタイルだな。
「慎ましやか」
そんな言葉が脳裏を過った。
過去現在未来
日本を訪れる外国人のマナーが、兎角取沙汰されている昨今だけに、漠然とだが、翻ってこの国の行く末について考えさせられてしまった。
そして、ひな人形は、その考えがどうあれ、そういったことを促すため、こうして時に乗じて現れるもののようにも感じられてならなくなった。
本八幡駅のひな人形
ともあれ、見れば春の足音が聞こえて来たかのようで、女子の節句にも拘わらず、おじさんながら、そこはかとなく心ワクワクさせられた私、エンタメ事業部の高橋なのでした。