なにやらあれやこれやと、それなりの生き物と暮らしている営企室高橋です。
その中に、オオクワガタがいます。
以前にもオオクワガタを飼っているという話を書かせていただきましたが、それはブリーダーから譲り受けたペアから生まれた純国産にして純高橋産のものでした。
今回は、近所のホームセンターから買ってきた、イージーにも出生国不明にして、単なる外国産とされていた二頭のオオクワガタの雄を紹介させていただきます。

というのも、生き物がお好きな方なら理解に難くないと思いますが、この二頭、同種の虫けらとはいえ、それぞれ性格が異なり、その違いを観察するだけでも楽しい存在なのです。
まず最初に紹介する一頭は、至極気性が荒く、勝気な性格のヤツで、身の危険を感じると、即座にパッと大顎(角だと思っている方が多いいのですが、実は発達した顎なのです)を開き、臨戦体制に入ります。

次に紹介するもう一頭は、身の危険を感じると、兎にも角にもサッと物陰に身を潜め、暫く警戒心を解くことなく、こちらの様子を伺い続けます。
因みに、これまで飼育して来た純国産の数頭は、身の危険を感じる前から物陰に身を潜め、滅多にその姿を曝け出すことはありませんでしたが、これは平和ボケなどと称される我が国の風土からすると、危機管理能力に優れた稀有な性質といえますね。
だからこそ、私が子供の頃には、純国産のオオクワガタは、既に絶滅してしまったものと噂されていたのでしょう。

ともあれ、その性格の違いから生き物の個体を判別できるとは、愉快にして、何とも高尚な気がして、仮初にも幸福を感じます。
そして、人間社会も斯くあるべきなどと思ったりする次第です。

余談になりますが、私は身の危険を感じると、白目を剥いて正気を失うことにしていますが、最近、歳の所為か、意図せず四六時中そのような状態に陥ってしまっています。
それも隣国のミサイル発射実験頻発の渦中、正気を失うこと夥しくも、四六時中白目を剥いていることで、眼球が疲れてどうしようもない状況に辟易しています。
挙句、ブルーベリーのサプリを服用し始めました。
皆さんは如何ですか?

それではまた・・・