会場が生活圏でもある
中野サンプラザホール
ということもあり、
また、知人の強い勧めもあり、
先日、行って参りました
日仏友好160周年記念公演

『パリ、愛の歌~
   フレンチポップ
     &シャンソンの共演』

「今をときめくフランスの女性歌手を
フィーチャーし、フレンチポップと
シャンソンの魅力をたっぷりと」
という謳い文句の、共演というより
競演といった感じのコンサートでした!

カレンヌ・ブリュノン
   & クレール・エルジエール

二人の女性歌手が絡んだのは、
カーテンコールの数曲だったが、
フレンチポップといっても、
出所はシャンソンだろうからか、
二人の歌声は非常に馴染んでいました!

第一部:フレンチポップ
第二部:シャンソンという構成だった!

どちらも素晴らしかったが、
実はシャンソンがベタ過ぎて
面白くなかろうと踏んでいたので、
そのギャップ、つまりは、そのベタさに
すっかり魅了されてしまったのでした!

ま、ベタさといっても、
結局、アコースティック楽器の
圧倒的な演奏力を前に、ついぞ
ウットリといったところか?

ヴァイオリン、ピアノ、ギター、
アコーディオン、コントラバス
という編成は実に贅沢でした!

「愛の讃歌」、「男と女」、
「見上げてごらん夜の星を」、
「サン・トワ・マミー」、
「オー・シャンゼリゼ」という
ベッタベタな曲目にもやられた始末!

といっても、よくよく考えてみれば、
私の永遠のアイドル、マイルス・デイビスも
どこにでも転がっているような曲を演奏し、
それが後にスタンダードに、また、
既に有名なスタンダードを演奏し、
JAZZを更なる高みへと牽引したと思えば、
ベタは決して恥ずべきものでもなかろうと、
思ったりした夜になりました!

Miles Davis 13,Copenhagen 1964
参考画像:世界一格好いいマイルス・デイビス

以上、ベタという熱帯魚と暮らす、
シャンソンというより、ただの損が
滅法お似合いの営企室高橋でした!