なにやらあれやこれやと、それなりの生き物と暮らしている営企室高橋です。
その中にミシシッピーニオイガメがいます。

大きくなり過ぎ、憎たらしくも可愛げを失い、飼育放棄され、自然に放たれ、兎角、日本の生態系に悪影響を与えていると取り沙汰されることの多い外来の亀。
それも日本で当たり前に越冬出来る北米産ともなると、繁殖もし、今や厄介者の何ものでもありません。
私のウチにもその筆頭であるミシシッピーアカミミガメ(幼名:ミドリガメ)がいますが、今回紹介するのは、同じ北米産にして、頭に「ミシシッピー」の冠を乗せてはいますし、そもそもは気性の荒い種類である筈のニオイガメ類にしては、実に穏やかなカメです。

大きくなっても13センチ前後。
つまり、大きな飼育ケースを必要とはせず、そう、白木みのるさんや池乃めだかさん、エマニエル坊やみたいに、歳を重ねても可愛げを失わないままでいることから人気の種類です。


餌として投下したザリ雄の親戚に返り討にあったことが

でも、食欲は凄まじい。
勿論、ミシシッピーアカミミガメの様に、体が大きくはありませんので、どったんばったんと、餌を強請るのに、騒音を発生させるようなことはありませんが、そのまま宙に舞い上がるのではないかと思うほど、手足をばたばたと激しく動かし、何とも不憫な心持にさせられるほどの猛烈アピールをするのです。
これを愛好家の間では、「餌くれダンス」と呼んでいるそうです。
体が小さいことから、自然界では隠れてばかりおり、また、夜行性であることから、ま、諸説あるのですが、日光浴を必要としない稀有な種類といわれ、日光浴させないことで、また、それに代わる照明に当てないことで病気になってしまう他の種類の亀とは異なり、飼育が容易であることも人気の理由でしょう。
寿命は30年といわれていますが、50年飼ったという愛好家もいます。
少なく見積もっても、あと20年の付き合いになりそうです。

普段は外敵がいませんので長閑にも欠伸もします!

私は体が大きな方なので、「餌くれダンス」をしたところで、鬱陶しくも、年齢からして、認知症予防の健康体操でもしていると思われるのが関の山でしょう。
因みに、ダンスといえば、体がよく動いた若い時分から励行している「求愛ダンス」は、これまで一度も成功したことはありません。

それではまた・・・